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どうもすみません

続きを読むからガンダムW小説が開きます。
連載放置状態で申し訳ありません。何だか突然盛り上がってしまったもので・・・。
カップリングはありません。強いて言えばデュオ→ヒルデが少々。






疑惑のピースミリオン





戦争が激化するなか、ピースミリオンにいるガンダムパイロットたちは戦闘ともなればすぐに出撃しなくてはならないが、常に緊張状態でいるわけではない。
時にはゲームに興じたりなど、気を休める時もあるのだ。人間には休息が必要だと、彼らは知っていた。



「では、デュオの好みの女性はどんなタイプなのですか?」
カトルに振ったはずの話は、巧みな話術により何故かデュオに戻された。
その手腕に面白みを感じながら、デュオは少し考えた。
可愛い女の子は大好きだ。綺麗なお姉さんも大好きだ。デュオの好みはとても広く、大抵の異性には魅力を見出す事が出来た。
だが、今頭に思い浮かぶイメージは、具体的な一人に向いていた。
「そうだな・・・。どんな女の子でも可愛いって思うときはあるけど、今は黒いショートの子が良いな。少し硬いくらいの髪質でもいいぜ、艶があって綺麗だって思うし。
目は少しきつくて、化粧っ気のない感じでもいい。
背の低い子は守ってあげたくなるし、背の高いお姉さんは憧れるけど、目線を合わせられるくらいの高さだと、対等って感じがしていいよな。
こう、グラマラスな感じも良いけど、スレンダーな身体も活発で健康的なのが魅力って言うか・・・」
と、デュオが言い終わり、仲間の四人を見渡すと、なんだかそれぞれ微妙な表情をしている。
何か自分は何かおかしなことを言っただろうかと、デュオは不安を感じた。
「何だよ、俺、変な事言ったか?」
「いえ、そういうわけでは・・・」
「不埒な・・・!」
「は?五飛?」
カトルの濁したような言葉、五飛の奇妙なモノを見るような目。確かに女の子の話はしていたが、そこまで卑猥な話でもなかったはずだ。
「俺は、少し用事がある」
と言ってトロワが出て行こうとするのに、
「あ、それでは僕も」
「付き合ってられん」
と、カトルと五飛もトロワの後に続いた。残ったのはデュオとヒイロのみである。
「何だって言うんだ?あいつら。」
ヒイロがいるので一応独り言ではないが、めったに言葉を返してくれないヒイロが相手では、独り言のような者である。しかし、珍しくヒイロが口を開いた。
「デュオ」
名前を呼ばれるとはさらに珍しい。いつもはせいぜい『おい』とか、『お前』とか位の者である。驚いてヒイロを見れば、さらに珍しい事に、いつもの無表情とは違った何とも言い難い、微妙な表情をしている。
「俺はノーマルだ。お前の気持ちにはこたえられん。」
「はあ!?」
頭が真っ白になった。
ヒイロがノーマルだからどうだというのだろう、そんな主張されてもデュオにはどうすればいいのかわからない。
女の子を紹介しろと言う事だろうか。しかしヒイロにはリリー奈という相思相愛の相手がいたはずでは・・・。
いや、それより何より、『気持ち』って一体なんなのだ!
ふとデュオは気づいた。ヒイロの髪は短く、そして黒い。
顔立ちは美少女のように奇麗なものだが、人を射殺せそうなほどの眼力の強さゆえに台無しである。そ

れ以前にデュオには男の顔を干渉する趣味はないのでどうでもいいとしか思えないが。
余分な肉がぜんぜんついていないので、スマートと言えばスマートなのかもしれない。しかしデュオの

感覚からすれば、ヒイロの体はスマートと言うよりは筋肉質だ。
背丈は目線が合うので大体同じくらいだろう・・・。
「誤解だ!!」
デュオは、先程の発言がどのように捉えられたのか、嫌々ながらも理解しないわけはなかった。
「俺だってノーマルだ!」
トロワとカトルと五飛が気まずそうな顔をして部屋を出て行った理由が漸く分った。
彼らは、デュオがヒイロに愛の告白でもしているものと思ってしまったのだ!
言われてみれば、目の前の戦友、ヒイロ・ユイと一致するところは多々あるが、それは全く偶然の一致であった。デュオがイメージした相手は、最近知り合った、ヒルデ・シュバイカーという少女である。ヒルデとヒイロに一致するところがあるなど、今の今まで気付かなかった。


その後の必死の弁明により、仲間たちの誤解は何とか解けた。が、一部解けていない噂があることに気づいていないデュオは、後日
「デュオ、お前には悪いが、私は年下は好みではないのだ」
などと、ノインから言われてしまった。
かくしてデュオは、好きでもない相手から振られるという奇妙な体験を二度もする羽目になってしまった。
しかも、誤解は解いたはずであるのに、デュオに対する視線は疑惑が付きまとい続けた。
疑惑が完全になくなったのは、ヒルデ・シュバイカーがピースミリオンにやってきたときだ。
ヒルデとの久しぶりの再会よりも、疑惑の解ける事の方が実は嬉しかったという事実は、一生ものの秘密である。



   後書
デュオの好きな所は、いじめられっこなところです。
殴られ役は主にデュオって当たりが好きです。

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